約 6,372,341 件
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/438.html
インド英雄伝説・下『ツワモノと色モノ』 【9:50フェミリア】 今からちょうど10年前、まだフェミリアの父も師も友も全員無事だった頃の事。 「フェミリア、どうしたのだね?最近練習に身が入っていないぞ」 「…どうせ頑張っても私じゃあ先生達には追いつけませんよ。ガンダーラが我々の 手に入ったら先生かネールが乗ればいいんじゃないですか?」 一向に上達しない精神感応能力、そして寺院との交渉も上手くいかずこの頃の フェミリアは荒れていた。この様に師であるボン・マッハやその娘ネールに反発 する事もままあった。 「フェミリア、そもそも精神感応というものはだね才能が無ければいくら 訓練しようとも上達しないものだ。君が私達に弟子入りしてからたった6年で ここまできただけでも誇っていいものだよ」 「でも、これじゃあガンダーラを動かすには程遠いのは事実じゃないですか! 少なくともとても生身では無理なのよ!」 この時期フェミリアが荒れていた理由は他にもあった。千年眠り続けるガンダーラを 動かすには精神感応が必要だと仮定したライブだったが、彼はその分野においては 素人だった。幸い息子であるフェミリアには僅かながらその感応力があった為、 友であり精神感応修行者であるボン・マッハに弟子入りさせ、自分も他国の 研究論文に目を通し手段を探し続けていた。 そして、ちょうどこの頃ジェイコブというイスラエルの博士の文書から、 人体と機械プラグの様な物で接続する事で精神感応を擬似的に得られる事を 知ったとフェミリアは父から聞かされていた。 フェミリアは恐れていた。もし、このまま自分の才能が開かなかったらライブは 自分を改造してしまうのではないかと。 今にして思えばそんな事は全くの杞憂だった。 当時のライブはまだダイレクトリンクの知識はあっても技術も資材も持っては いなかった。また、彼は聖女として完成された外見と話術を併せ持った 当時のフェミリアをガンダーラの次に溺愛しており、副作用によりその姿を 崩しかねない方法を取るはずも無かった。 そもそも機械と人体の神経を接続して一体とする方法を取るにはまずガンダーラを 入手してその構造を知らなければならない。相手と一体になろうというのに 相手の事も知らない状態では取りあえず修行によってフェミリア自身を磨かせる しか無かった。 「ま、精神感応なんかよりもっと重要な要素が私には欠けていたって知ったら 知ったで大ショックだったわけですが」 「ヒヒヒヒヒ」 「…その笑いはどういう感想なんですか」 「ザーアナ、マッオマエニモイロイロアッダンダナ(さあな、まっお前にも色々あったんだな)」 褐色の肌に口ひげを生やした年相応の外見の男、PG隊の整備士マニ・バーシャは 戦場で痛めたしわがれた声で笑う。彼がこういう笑いをする時は大抵機嫌のいい時、 もしくは何かイタヅラを考えている時だった。 「それで、話は脱線しましたがこの機体に使われてる精神感応システムについては 理解してもらえましたか?」 「オウヨ」 喉を痛めているマニ・バーシャは必要最小限の返事しかしない。 フェミリアは彼のその返事を聞き安心した。PG隊にいた頃から自分の機体を 彼に整備してもらっていた事もあり、ラクシュミーΩも出来れば彼に整備担当して もらいたかった。システムの大半はピンクガネーシャと変わらないのでこれなら 大丈夫だろう。 【10:24アナンド】 がしょーん、がしょーん。 隠密性もクソもない機械音を鳴らしながら市街地に似せた1分の1スケールの ジオラマ内をアナンドの乗るピンクガネーシャが歩む。 後10数分もすればハリボテの反対側を歩んでいるはずのスガタから命令がくだるはず。 警戒を解かず動きながらその時を待つ。 「こちら、アナンド。当たり前ですが町側は異常ありませーん。隊長のいる水際側は どっすかー?」 「もうちょっと真面目にやりなさい。めっ、ですよー。こちらスガタ…ザ…ザー、 空から未確認機一体を発見…ザー」 予定通り、空戦羅甲が来た事を告げる報告がスガタから届く。 模擬戦とはいえ、いよいよピンクガネーシャで戦闘が出来るのだとアナンドの心が躍る。 「羅甲…いや違う、ザー…これは…」 何か様子がおかしい。通信にノイズが多く聞き取りづらい。向こうで不具合が あったのだろうか。 「ザー…ザー、…アナンド君…すぐに逃げて…この敵は本物…ザー」 「隊長?もしもし!どうしたんですか!!」 「すぐ…ザー逃げなさい…連絡を…ザーザーザー…」 消えて行く通信、そして向こうから聞こえてくるピンクガネーシャでは発しえない音。 これは間違いなく緊急事態である。今ならまだ間に合うかもしれないとスガタの いた方に走る。 数分走りハリボテの反対側に出る。そこには二つの機体があった。 その場に座り込む様に仰向けに倒れた消防用ガネーシャ、それを見降ろす様に傍に立つ 機体、アナンドはその機体にそのカラーリングに見覚えがあった。 地球連合軍量産機兵シリーズ初の成功作と言われる『5型』。 本来は青と白のツートンカラーの装甲が両肩だけピンクに塗り替えられ、その両手は 爪の付いた厚い手甲に覆われ接近戦用にカスタムされたその機体の名をアナンドは 知っていた。 「アナンド君、君のここまでの試験は0点です」 スガタとの通信が復旧し、今まで聞いた事の無い冷たい声が立っている機体の方から 聞こえてくる。 自分の前に立つ機体、その名はパールヴァディー。 ヒマラヤの鬼姫と呼ばれしインドのパイロット、オードリー・スガタの愛機であり 出産を理由に引退するまでに7体の羅甲を屠ったと記録される。 PG隊入隊後に渡されたテキストにはそう書いてあった。 アナンドはここにいたりようやく理解した、自分は嵌められたのだ。 「そりゃないっすよ」 【10:28スガタ】 「アナンド君、何でここに来てるんです?おかしいですね、警戒活動中に仲間からの 通信が途絶えたらどうするんでしたっけ?」 「は、はい。まず本部に連絡、そして通信を繋いだ状態で指示があるまで待機。 民間人の救助・及び避難誘導の必要がある場合はそちらを優先し、それが終わり 戦闘許可が出次第現場急行です」 「そうですね、でも今日のアナンド君はどうですか?本部との通話記録が全然ないですね」 スガタは少し失望した。教養はないが機転のきく子だと思っていた。 だから自分が用意したトラップも正しい対処をしてくれるだろうと期待していた。 しかし、アナンドは自分を助けようとあるいは自分を倒したアンノウンと戦おうと してこっちに来てしまった。本部との通信の時間すら惜しんで。 「ず…ずっこいですよ!!今日の試験は二人で空戦羅甲を迎え撃つって言った じゃないっすか!何で5型カスタム機に乗り換えて俺を待ち構えてるんですか!」 「作戦が変更される事は実戦では良くある事です。と言うか、もうバラしますが 空戦羅甲が飛んでくる予定なんて最初からなかったんですよ。今日の試験は私との 通信が途絶えた後本部に連絡した時点で合格にするはずでした」 「ずっりー!つまり隊長が心配で駆けつけた俺は間違いって事ですか!? 今日この場にいるのは俺だけなんだから俺が行くしかないっしょ!」 自分を心配して必死になってくれた事は嬉しいし、困らせた事は悪いと思っている。 が、今日は理不尽と思われようが叱り通し彼を一人前の隊員にしてやらねばならない。 「うぬぼれないでください。仮にアンノウンの襲撃が本物だったとして私が完敗した 相手に立ち向かいどうするつもりだったんです?勝てるとでも?いいですか、 ピンクガネーシャはカタログに書いてある通り基本は給水車なんです。 我々が戦場に駆けつけるのは士気高揚の為、救助活動が無事終了し後方の心配を しなくていい事を正規の軍人の皆さんに伝えてあげる為なんです。 アナンド君が補助業務を完遂せずして前線に来られたら我々の信用に関わるんです。 私達のお給料がでなくなるんですよ」 「う、うー」 ぐうの音もでずうなだれるアナンド。流石に叱り過ぎたかもしれない、試験が終わったら 合否に関係なく労ってやろうとスガタは思いながら、試験の続きをする為話を切り上げる。 「まあ、この話はここまでにしましょう。アナンド君、ここまでの君は0点でしたが まだ試験は続いてます。合格の道はまだ残ってますよ」 「そ、そいつはバクシーシ(ナイスお恵み)。で合格条件は何ですか?」 「さあ、ここにスガタ機を倒し町を襲おうとするアンノウンがいますよー。 この謎のスガタをくいとめてくださいねー」 「本部―!」 迷う事無くまず通信をするアナンド、教育が生きスガタも大満足である。 【10:40マニ】 「こちらPG隊アナンド、すぐ来てくれ!俺のいる所がピンチで俺もピンチだぁ! だいっっっっっ至急バクシーシを!!」 「リョーガイ、エングンヲマデ(了解、援軍を待て)」 そう短く伝えアナンドとの会話を切り、マニはフェミリアの方に、フェミリアの 乗り込んだラクシュミーΩに向く。 「ザアシュツドウヨウセイガキダゾ(さあ、出動要請が来たぞ)」 「アナンドって子もやっぱりこうなったわね」 「ガンバレヨ、ヒヒヒヒヒ」 PG隊誕生時以降に正隊員の試験を受けた者たちは例外なくスガタの洗礼を受けてきた。 最初の合格条件を達成したのは今までで1人、スガタの声色の不自然さから演技に 気付いたマニ・バーシャのみ。残りの全員はその後の説教タイムの後、救援到着 までの間にフルボッコにされガネーシャ単体では戦力にならない事を身を持って 知らされる。いわばこの試験は訓練で操兵を覚えきったばかりの新人の天狗の鼻を へし折る通過儀礼。PG隊としての姿勢を実践させる事が真の目的である。 「フェミリア・ハーゼン、ラクシュミーΩで救援に向かいます!」 出撃するフェミリアにマニは無言で敬礼し見送る。 先の「ガンバレヨ」はアナンドに対してのみでは無い。 アナンドにとって今日が正隊員昇格の試験であるのと同様にフェミリアにとっても この救援がラクシュミーΩでの戦闘行為のテストであった。 アナンドにとってはスガタから逃げフェミリアが来るまで待つ事が、 フェミリアにとってはアナンドを助けスガタを撃退し町を守る事が合格の必要条件となる。 かたやインドでも屈指の兵士だったスガタ、かたや訓練は積んできたが操兵での 戦闘経験ゼロのフェミリア、厳しい勝利条件だが既に前線勤務から身を引き、 機体も旧型になったスガタを止められないようならガンダーラの手の届かない場所の 戦いを務めるなどとうてい不可能。 【10:45】 精神を集中し沈まぬ様水の上を走り続けると、水際での戦闘が見えて来た。 アナンドとの通信回線から二人の声が聞こえてくる。 「スガタ流戦闘術―、オニガワラ!」 「ぎゃひー!」 ラクシュミーΩとサイズの変わらない二つの機体が交差し、片方の頭部が派手に吹っ飛ぶ。 『オニガワラ』 パールヴァディー搭乗時にスガタが使う奥義。 5型の小柄な体型を有効に利用し相手の懐に飛び込み両腕で顎を突き上げ相手の頭部を 揺さぶる技である。PGぐらいのやわい作りだと頭がちぎれ飛ぶ。つーか今まさに飛んだ。 「アナンド隊員、無事ですか?応答してください」 「たかがメインカメラをやられただけだぜ、って、うおー!頭ちぎれた途端何も見えん! 助けに来た人、誰ですかアンタは!?サブカメラ切り替えスイッチはどこだー!」 「それサブカメラないんです、危ないからじっとしていてください」 ガンダーラに加え4~7型まで揃っている現状、自国製の人型を開発しようとする気が 全く無かった政府に対しライブ・ハーゼンが文字通り命を削って打った苦肉の策の塊、 それがピンクガネーシャである。武器に水をセレクトしてのエコ主張、フェミリアと スガタを隊長としてのイメージ戦略、そして可能な限りの装備の撤廃により何とか 部隊としての数を揃える事が出来たのだ。カメラ二つなどと言う贅沢は無理な話である。 この日、インド軍の名簿に新たに二人の名前が軍人として登録される。 彼らは後のアムステラとの戦いで活躍する事になるのか、それはまだ分からない。 インドの歴史がまた1ページ インド英雄伝説・完
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54751.html
トリューニヒトのチート保身は凄すぎたな~ 同盟でクーデターが勃発したときにクーデター派内部にスパイを派遣できるなどヤンやラインハルトに匹敵する手腕の持ち主だった -- 松永さん (2013-06-03 22 05 58) 細かいが、ルドルフ終身執政管←執政官だと思う -- 松永さん (2013-06-05 22 38 51) 正直言って原作を知っている人物から見れば、アニメの出来は良くない 外伝のこのアニメは語るに及ばない -- 名無しさん (2013-07-09 09 35 53) 地球教 暗殺事件を起こすのは良いが、 信者に身元がバレるような紋章を持たせたり よりにもよって トリューニヒトに 漏らしたり ドジすぎだろ -- パキスタン (2013-09-28 20 09 31) アーヴによる人類帝国が侵略にきたら 四勢力が組んでも 勝てないような -- 松永さん (2013-10-03 10 36 58) 卿と我々にはいささかの見解の違いがあるようだ>アニメの出来は良くない 原作の筋書きをほぼ完全再現、補完もしている -- 名無しさん (2013-12-08 23 39 29) アニメで核攻撃を見逃したのをオーベルシュタインのせいにしたのはいただけな -- 名無しさん (2013-12-09 00 00 55) ↑金髪すら出し抜くオベの冷徹狡猾権力を現して むしろ良かったような -- 名無しさん (2013-12-10 08 05 29) まさか、再アニメ化とは…。新しい銀河声優伝説になると良いな。 -- 名無しさん (2014-02-14 08 07 13) ↑マジで?嘘じゃないよな? -- 名無しさん (2014-02-14 10 45 46) マジで。釣りじゃないぞ。 -- 名無しさん (2014-02-14 11 28 56) へっ? -- 名無しさん (2014-02-14 11 32 35) 今度は漫画版のキャラデザを再現するという話を聞いた。声優はほぼとっかえになるだろうけど、できれば原作再現ではなく、魔術師を還してほしい・・・ -- 名無しさん (2014-02-14 13 33 56) ↑多分うまくいかない、やめた方がいい。 -- 名無しさん (2014-03-02 06 42 36) ↑9 補完しているところもあれば、妙な改変も多いんだよね。一期はそれが顕著。イゼルローン戦終盤、帝国領侵攻作戦の会議、エベンスとヤンの会話等々。ミッターマイヤーの「埒もない」のように、逆にバカ正直に再現して原作未読者がポカーンとなるであろうシーンもあったり。マルアデッタなんかはOVAありがとうって感じだけどね -- 名無しさん (2014-03-03 23 25 00) リメイクじゃなくて新作だっけ?ガンダム並に声優亡くなったけどどうするのかね -- 名無しさん (2014-04-05 07 13 24) 漫画版は全体的にキャラが若すぎるのが嫌だな、不良中年とか黒狐とか -- 名無しさん (2014-09-29 18 52 49) DMMでゲーム化はいいんだが、事前登録するか迷う。 -- 名無しさん (2014-09-29 19 11 16) ↑3新作だったら全員変更するだろ、何的外れな心配してんの -- 名無しさん (2014-09-29 19 23 30) 某キャラと書いといてすぐに暴露とは -- 名無しさん (2015-05-14 16 55 26) 封神演義や屍姫とかのフジリュー(藤崎竜)が描くとか。個性の強い絵だから随分印象変わりそうだなぁ -- 名無しさん (2015-09-30 06 40 36) ミッターマイヤー、ベッドの上でも疾風だったって記述、あったっけ? -- 名無しさん (2015-09-30 07 10 13) まさかフジリューのコミカライズとは・・・ -- 名無しさん (2015-10-09 06 50 26) ↑打ち切りくらいそうだなあ 正直、絵柄に違和感ありすぎる フジリューの実力がないんじゃなくて、人選ミスという気がすごくする -- 名無しさん (2015-10-15 23 20 27) というか、もしかしてフジリューの絵柄でアニメ化するんだろうか・・・? -- 名無しさん (2015-10-15 23 22 13) ↑4 ドラマCDでそういう会話があるそうな -- 名無しさん (2015-12-01 11 45 10) 藤崎竜版のアンネローゼが妲己にしか見えない -- 名無しさん (2016-03-18 13 08 48) ベッドの上でも疾風ウォルフってのはロイエンタールの発言だね -- 名無しさん (2016-07-02 17 07 17) ↑公式アンソロ本付属のおまけジョークCDだから公式設定と言うには無理がある -- 名無しさん (2016-08-11 03 15 49) また1人名優が..... -- 名無しさん (2016-10-24 21 14 31) 冷静に考えれば帝国も同盟も戦争どころじゃなかったな。革命して再建させないとダメ。 -- 名無しさん (2016-11-02 17 39 10) 道原かつみ氏によるコミカライズについて追記してみました。自分の銀英伝との出会いは親戚の本棚に刺さっていたこのシリーズがきっかけ。その後OVAを全話見るほどにはまるとは思っていませんでしたがw -- 名無しさん (2017-01-12 03 55 15) 道原氏版は、ビッテン氏のはじけぷりがよかったww -- 名無しさん (2017-02-15 15 13 46) 新アニメは今年公開だっけ。何か新情報あった? -- 名無しさん (2017-04-03 16 37 29) フジリュー版……フジリュー版!? 趙公明とか出すつもりか!? あの濃ゆーい眉毛で「はーっはっはっはっ!! さあっ、戦おうじゃないかラインハルトくんっ!!!」みたいな感じで!!(錯乱) -- 名無しさん (2017-05-23 13 10 18) フジリュー版、帝国民はフェザーンの存在を知らないとか、どうして余計な設定増やすかな。フェザーンを知らない=フェザーン回廊の存在も知らない、だよなぁ。工程誘拐からラグナロックに至る過程でいろいろ齟齬が出そうな気がするが。 -- 名無しさん (2017-08-31 15 23 31) どんどん名優がいなくなる………歴史の必然とはいえ寂しい -- 名無しさん (2017-12-20 13 08 50) 原作未読でフジリュー版読んで面白いと思うけど、原作ファンから「改変多いけど面白いアレンジもある」「原作レ〇プの駄作」と評価真っ二つなんだよな。そんなに原作と違うのか? -- 名無しさん (2018-02-25 16 04 26) あるSRCシナリオ世界では、実際にアーブもいるんだけど、それでも互角に渡り合えてるんだよね。しかも、(龍になったりはしないけど)FEのマムクート幹部が加入&艦隊戦力持ちというチートつきの地球教のテロを受けてる状態で。まぁ、この三国以外にも中小国家がいるせいかもしれないけど。 -- 名無しさん (2018-02-25 18 10 23) もうそろそろ、タイタニアの項目もできていいんじゃないかと思うんだが。とりあえず、フランシアのようなメイドがほしいよほしい。 -- 名無しさん (2018-05-24 10 45 12) フジリュー版ヴェスターラントの件改変したけど他はともかくこれは改変しちゃダメだろう… -- 名無しさん (2018-09-20 18 22 02) 道原版、ルビンスキーを女にして、これからどうするのかな? ドミニクという愛人がいるんだが。まさか、ドミニクを性転換させるつもりなのか?汗 それともレズにするつもりなのか -- 名無しさん (2020-08-16 16 35 23) ↑項目内にも書いた通り道原氏は「体力面でこれ以上の執筆は無理」と語っているので続きは残念ながら…作中の役割としては愛人でなく部下でも代用可能なので個人的には登場カットの予定だったと想像。ちなみにケッセルリンクはルビンスカヤの実子として登場してます。 -- 名無しさん (2020-08-16 20 13 45) ↑ありゃりゃりゃ……それは無念なり。あの人の絵柄、とても好きだったのになぁ(´・ω・`) ミッターマイヤーがさわやかかわいい系イケメンに書かれてたりとか。 -- 名無しさん (2020-08-17 18 29 24) あと、『大佐だったこともある』のくだりは原作にもあったけど、これは偶然だったのかな? それとも、記事にもある通り狙っていたんだろうか? -- 名無しさん (2020-08-17 18 33 24) 銀英伝は万単位の艦艇で戦争してたけど、どのへんの艦艇まで名前ついてたんだろ。駆逐艦くらいになると何処其処の星の町長とか村長の名前でもつけたりしてたのかな? -- 名無しさん (2020-09-04 19 58 49) ↑ 数字で呼んでたんじゃない?日本でも「第〇号海防艦」とかある。 -- 名無しさん (2020-09-12 16 09 53) ↑2 実際駆逐艦レベルになると同じ名前を60回以上使い倒して名前の後半(00世)が悲惨なことになってるらしい 工作艦に至っては名前すら付けてもらえない始末 -- 名無しさん (2021-03-06 08 18 10) 主人公やメインのキャラだけじゃなく、リンチとかのかなり脇役にも味があるのがいいんだよね -- 名無しさん (2021-03-06 08 35 41) 後世からすると1~2巻に話や要素が詰め込まれすぎてるのが惜しい……ってのは田中氏もそう思ってるんだったか -- 名無しさん (2021-08-10 16 49 35) ラインハルトもヤンもいろんな意味で問題のある人なんでアンチが多いのはわかるけど、逆張りで門閥貴族や腐敗政治家をageる二次創作の心理だけはわからん -- 名無しさん (2021-09-23 00 26 39) 地球教も八世紀も地球で神権政治して平和にしてた地球人民のメシアだと思うと複雑 -- 名無しさん (2021-10-24 15 35 12) 銀河連邦の与野党による壮大な内ゲバ -- 名無しさん (2022-03-31 14 00 49) ノイエの3期そこで切るのかよw 海外ドラマのクリフハンガーみたいだな -- 名無しさん (2022-05-15 00 16 31) あの売り上げでは仕方ないですね -- 名無しさん (2022-05-15 11 32 08) 5↑あの連中のどこをあげられるのか謎だ… -- 名無しさん (2023-01-23 19 03 55) 近年のスパロボで戦艦枠として、ヤンとラインハルトがそれぞれの戦艦で参戦したとしても、この二人が同陣営になると敵は謀略とか奇襲とかまず敵わなくなるので、『力任せに真正面からぶつかる』しか出来なくなるだろうなぁ。2000年代になってから、スメラギさんとかルルーシュとかいるけど、やっぱり一線を画しているからねぇ。 -- 名無しさん (2023-05-15 23 31 17) 人物紹介の所々にある死ぬ予定だったて一文、戦記物としてわりと致命的なネタバレだろ……一言紹介みたいな所でわざわざ書くようなことか? -- 名無しさん (2023-05-16 02 25 54) 長くなっているのでコメントのログ化を提案しますが、いかがでしょうか? -- 名無しさん (2023-05-16 06 16 14) 人物紹介の「死ぬ予定だった」は消してみた。ただ原作完結から時を経ているのもあり、某人物の早い退場については残すことにしてみた。 -- 名無しさん (2023-05-16 12 08 12) 銀河帝国が何で民主主義に対してあそこまでヘイトを抱くのか理解できない。地球やフェザーンも異なる政治体制なのに自治は認めてるのに… -- 名無しさん (2023-05-28 11 08 14) 原作のノベルスも「一巻打切説」「二巻打切 -- 名無しさん (2023-06-08 17 20 25) 説」があって二巻打切の場合キルヒアイスとアンネローゼに去られてラインハルトの闇落ちエンドなんだよな。三巻目以降があるからラインハルトも持ち直したし姉とも絶縁まで行っていない。 -- 名無しさん (2023-06-08 17 25 31) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-08-14 17 08 07 最近めちゃくちゃバナーでゲーム広告が出る作品 -- (名無しさん) 2023-08-17 16 21 36 原作未読でフジリュー版読んで面白いと思うけど、原作ファンから「改変多いけど面白いアレンジもある」「原作レ〇プの駄作」と評価真っ二つなんだよな。←それ屍鬼と同じですよ… -- (名無しさん) 2023-09-06 18 50 39 ↑そういうのがあることもあって、銀河英雄伝説は原作とフジリュー版セットで揃えなけらばいけないのかと苦悩してしまいます… -- (名無しさん) 2023-09-06 18 52 44 「○藤崎竜版」の追記・加筆修正をお願いします。 -- (名無しさん) 2023-09-06 18 53 37 あの時代の帝国国民のほとんどが民主主義を敵に見ていたというより150年戦争していた自由惑星同盟が信奉していたよくわからないものという認識しかなかったんじゃないかな?あくまで不正や反乱起こした貴族や平民が亡命するだけの流刑地って感じだし -- (名無しさん) 2024-04-14 21 37 53 「叛乱軍(同盟)の奴ら、よく飽きもせずここ(イゼルローン)に全滅させられに来るな」「選挙が近いんだろ」「センキョって何だ?」「よく知らんが奴らそれが近づくとえらく好戦的になるそうだ」 …この会話が全てを語り尽くしている。現実の現代も正直大差は無いが…… -- (名無しさん) 2024-04-14 21 46 06 絵が合わなくて藤崎版読んでないけど各項目に追記された内容を見ると、かつての敵役低評価キャラでも「曲がりなりにも前線に出たキャラ」(フレーゲルやワイドボーン)は見せ場が与えられた一方、立場の違いとはいえ「前線に立たなかったキャラ」(コーネリアウィンザーやカストロプ)は下降補正かけられてる感じかな -- (名無しさん) 2024-05-14 13 12 23 ↑ワイドボーンじゃないホーランドだ。あと前線に立たなかったキャラとしてロボスもさらに株が下がる場面あったようですね(フォークの項目に書かれたを見て) -- (名無しさん) 2024-05-14 13 17 18 洗脳教育や言論統制しまくって選挙という概念を歴史から消し去り、ひたすら民主主義勢力の殲滅に明け暮れているうちに遂に戦争目的すら忘れていくとか怖すぎだろ…ガラス張りの投票はこのがまだ理解できるわ -- (名無しさん) 2024-05-14 17 46 39 ニコニコ大百科で調べてみたら『銀河英雄伝説』登場人物だけで「複数人一組」なども人数分カウントしたら個別項目が280人分以上も作られているのか……。ヤンの飼い猫の「元帥」や「オーベルシュタインの犬」やゴールデンバウム王朝で妙に記憶に残る逸話の皇帝の個別記事すらあるし、ジークリンデ(ゴールデンバウム朝銀河帝国第23代皇帝マクシミリアン・ヨーゼフ2世の皇后)に「皇子にすら物怖じしないほど勝ち気だけど、暗殺未遂で目を患いながらも国の腐敗を改革してみえた夫を支え続けた」に「これでツリ目気味の姐さん女房だったら最高だよね(意訳)」なんて記事もあったり……。 -- (名無しさん) 2024-05-21 22 06 30 やっぱり藤崎竜版は「賛否両論←とゆうよりほぼ否」の評価に当たるコミカライズ作品なのか…? -- (名無しさん) 2024-07-29 21 30 25 自分はフジリュー版が好き。ただ否定したくなる人の気持ちも解らない訳じゃない。良くも悪くも作者の色が出てるし。モートンとかブルームハルト、レベロはフジリューの方が好きだな。 -- (名無しさん) 2024-07-29 21 58 02
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/437.html
インド英雄伝説・中 『PG隊とバクシーシ』 (ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー) 「ン…朝か」 ベッドの上で寝返りを打ち、男はアラームを鳴らす目覚ましを手にとり時間を確認する。 「…ゲェー!目覚ましのセットしなおし忘れたァー!」 目覚ましに6:20と表示されているのを見て彼は己の失敗を悔やみ頭を抱える。 ショックで完全に目が覚めたのは不幸中の幸いだが、今日は何時もより30分早く 起きなければならなかった。圧倒的に時間が足りない。 「ヤベーよ、飯食って顔洗ってクソして着替えなきゃなんねーのに時間が圧倒的に たんね―、誰か俺に余った時間30分バクシーシ(恵んで)してくれえええ!」 物理的に無茶な願いをシャウトするまだパジャマ姿の男。 そんな願いを叶えられる人物がいればそれは神そのものだ。 だから彼にはドアをバーンと開けて入って来た女が神に見えた。 「アナンド君!スガタの予想通り遅刻寸前ですねー?」 「あ、あなたは俺の所属するインド消防特殊部隊、通称PG隊の隊長オードリー・スガタ 35歳独身!自分の事を名字で言うちょっと変わったネーチャン!!」 「説明的セリフですね、スガタそういうの嫌いじゃないですよー。 さっ、君が寝坊するのはスガタの予測済みです。スガタカーに乗せてあげるから 制服持ってこっちきなさいな。それと今度から玄関のカギはちゃんとしておきなさーい」 言われた通りPG隊の制服であるピンクのベストを持って靴を履き外に出ると、 彼女の言う通りピンク色に塗られたバギー、通称『スガタカー』がエンジンの 掛った状態で止められてある。 スガタが持ってきたサンドイッチを咥えながらアナンドが後部座席に乗り込んだのを 確認した後、スガタ自身も運転席に乗り車を発進させる。 「飛ばしますから少し揺れます、トイレは到着まで我慢してくださいねー」 「へーい」 「アナンド君、今日の体調は大丈夫ですかー?」 「ここの所毎日熟睡っすよ、ベッドってベンチで寝るよりず~っと楽なんだって 今に至って気付きありがたく思う次第っすよ~!!」 「良かったー、今日は君が主役。頑張ってくださいねー」 PG隊は故人であるライブ・ハーゼンが最後に設計した人型機ピンクガネーシャ を駆り、機体の特徴である長い牙の様なホースからの給排水によって消防活動及び 治水工事の手助けを主な活動とする。そして、インドが戦地になった時には 民間人の避難誘導、戦況によっては防衛戦への参加も行う。 それゆえにPG隊に属する者は一定期間の勤務を経た後、軍事演習のテストを 行い従軍資格を得なければならない。 もし、アナンドが今日の試験に不合格ならば最悪PG隊を除隊されストリートで バクシーシ言い続ける日々に逆戻りする事もありうる。 「セーフ!」 時間ギリギリで他の皆が既に集合している所へと駆けつけるアナンド。 「トゥース!」 その直後アナンドが部屋に入ったのから一呼吸おいてスガタが皆の前に姿を現し、 今日の朝礼へと移る。 「はい、いつもより30分早いですが本日の朝礼を行います。遅刻欠席はいませんね? じゃあまずは昨日の反省会から、アナンド君前に出て」 皆の前に出て手を後ろに組みアナンドは昨日の失敗を振り返る。 「ハイ!俺、いや私アナンドは~先日の生活用水運搬の業務に間違えて下水処理用の ガネーシャで出動してしまいました!今後こんな事がないように注意します!」 隊員達の間から笑い声が漏れ、スガタがそれを制する。 「本人が反省してるんだから笑っちゃだめです。続いて本日の業務連絡、 引き続きアナンド君どうぞ」 「ハイ!本日午前は通常業務に代わり私アナンドの従軍資格試験が行われます。 隊員の皆さまは応援よろしくお願いします」 隊員達から拍手と応援の声、今度はスガタも止めずに一緒に拍手。 「他に連絡事項はありませんか?では隊歌斉唱!」 PG隊隊歌 作詞・作曲:初代隊長フェミリア・ハーゼン ピンク ピンク ピンクガネーシャ メタル・ウォーターマン ピンクガネーシャ 大いなる寺院の奥から 貴方の声が 私を呼ぶのさ 祈るだけでは 何も出来ない それを貴方に 教えてあげる 君の手を取り 力を合わせ 彼方へ メタル・ウォーター 消火しろ メタル・フルコート (ピンク ピンク ピンクガネーシャ)×4 愛と勇気は脳波 感じられれば力(イェア!) ピンク ピンク ピンクガネーシャ 守り抜けその大地 ピンク ピンク ピンクガネーシャ メタル・ウォーターマン ピンクガネーシャ 「PG隊準隊員アナンド、消防用ガネーシャで出撃するぜ!」 「PG隊隊長スガタ、同じく消防用ガネーシャで出撃します!」 先述の反省会で語られた通り、ピンクガネーシャは用途別に使用する機体が 分けられている。装備も外見も変わらないのだが、アナンドがやりそうになった様に 下水処理に使用されているガネーシャで生活用水を運ぶ事は衛生上大問題となる。 今回の様に戦闘行為及びそれに準ずる業務にはこの消防用ガネーシャを使う規則と なっている。 「アナンド君、念の為にもう一回試験内容を説明しますね」 「へいっ」 「返事はハイで」 「はいっ」 「今から10分後から40分後までの間に空戦羅甲一体が池の向こうからやって来ます。 君はスガタと一緒に水際で異常ないか監視を続け、敵を発見しだいスガタと協力して これを押しとどめる。敵が後方の町に突入したら失敗です」 無論、今回の空戦羅甲は捕獲したものを試験用に使うのであり本物の敵ではない。 とはいえ、訓練を積んだ試験管がパイロットであり受験者の力量を見る為に 模擬弾での攻撃もしてくる。 「いいですかー、無理だと思ったらすぐに後方に下がりなさい。追いつめられても バクシーシ連呼は止めてくださいねー」 「了解、インドの大地よ俺に試験合格をバクシーシぷっりーず!」 「いや、だからバクシーシじゃないでしょ」 説明時間が終了し試験が開始。アナンドはスガタの後ろに続き羅甲が来るまでの間の 巡回を始める。この後、アナンドはこれからやって来る敵に驚愕する事になるのだが それは次回語る事にしよう。 インドの歴史がまた一ページ。 戻る 次回最終回『ツワモノと色モノ』に続く
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/878.html
長編 銀河憂鬱伝説 閑話(銀) 作家YVHさま(銀) 作家921名無しさま(銀) 作家第三帝国さま(銀) 『夢幻会が銀英伝世界に転生したら?』 ヤン・ウェンリー回想録 短編、読み切り ~とある自由惑星の資料~ 大日本帝國の人工種族について 銀憂伝ネタSS ~召喚事後報告~tsネタ注意 短編ネタSS ~史実×銀憂~ ネタSS ~愚者の化石~ 新たな船出 by New ◆QTlJyklQpIさま 電子の海――― by ◆4b64ie/xbQさま 新銀河帝国 名言集 不屈なる者 都落ち ブラウンシュバイク一門 理想と現実とup2012.08.19 by yukikazeさま 英霊保存法 by ヒナヒナさま 1.フェザーンに咲く華(表) 2.フェザーンに咲く華(裏) 3.『地球に気をつけろ』 by ゼンさま 【降伏した人達の裏話】 by 685名無しさま 同盟軍空戦隊物語~復活の痛い子たち~ by ライスインさま 「彼の選んだ道」 by ぽちさま 13日戦争と、その後の地球統合政府の成立。 移転法 『民主主義というもの』 勝手に予想してみた憂鬱銀英 1.『ラインハルトと一緒?』その1tsネタ注意 2.『ラインハルトと一緒?』その2tsネタ注意 by 155名無しさま 四人が写った写真tsネタ注意 by 233と234の人 次世代新型艦種の開発意見具申 by 184名無しさま アーレ・ハイネセン時代の夢幻会転生設定 by 745名無しさま 料理の迫害 by 260名無しさま IFネタSS 『日銀同盟』up2012.07.01 IFネタ『日銀同盟その2』up2012.07.22 IFネタ 『日銀同盟閑話 ハッブルの絶望』new2013.01.07 IFネタSS 『日銀同盟閑話 アルテミスの首飾り』new2013.01.07 by KYさま 歴史についての考察up2012.07.22 by 922名無しさま 続「日銀同盟」up2012.07.23 トリューニヒト・ノートについてup2012.07.23 by パトラッシュさま 彼らの価値観up2012.08.19 by 262名無しさま 国際連合加盟への道up2012.08.19 by 535名無しさま 星界の紋章と銀鬱伝up2012.08.19 by 726名無しさま 銀河戦争up2012.08.19 by 808さま 帝国軍試作砲撃戦艦「グングニール」up2012.08.20 by ボールさま 風雲嶋田城(特装版)up2012.11.14 by 名無しの装甲擲弾兵さま 日本国 埼玉県 麻帆良学園都市-up2013.01.10 by 第三帝国さま ネタ150_加賀さま_銀英ネタ1 ネタ150_加賀さま_銀英ネタ2 ネタ150_加賀さま_銀英ネタ3 ネタ150_加賀さま_銀英ネタ4 by 加賀さま ネタ157_冷石さま_銀河AI伝説 by 冷石さま
https://w.atwiki.jp/aulegend/pages/13.html
発売前情報(零の軌跡概要) 舞台はクロスベル 牧歌的だったリベールとは違い、都会的・近代的な街、地理的・政情的、両方の意味で狭間にある街 経済、金融が大きく発達しているが、急激に発達したためあらゆる部分にゆがみが生じている、社会構造も不安定 警察官であるロイド達が社会の闇に挑んでいく 政治的な問題があり、警察力だけではどうにもならないこともある、そこにどう向き合っていくかがポイント ストーリー中でいろんな「導火線」が集まっており、それが一斉に点火して物語が進行していく 主人公ロイドが属しているのは、クロスベル警察の「特務支援課」 この課は遊撃士の活躍ぶりに対抗するために新設された弱小部署 民間からの細々とした依頼・要請の対応が主で、警察内では「貧乏クジ」「遊撃士の猿マネ」と侮蔑されている そのため志願者がおらず、ロイド・エリィ・ティオ・ランディの「ワケ有り」の四人の新人がメンバーとして集められた 警察は軍隊を持てない自治州で治安維持を受け持つが、帝国・共和国両方の派閥の議員からの圧力により、汚職事件、マフィアに十分対応しきれていない そのため市民からの信頼は失墜している 導力ネットワークを通じて、端末に市民からの支援要請が入ってくる、これが遊撃士掲示板と同じ役目 メインシナリオの行動によって「実績ポイント」が加算され、そのポイントに応じて2周目に色々と引き継げる 警察以外にクロスベルの軍隊として組織されたのが「クロスベル警備隊」 ロイド・・・正義感あふれる熱血青年、真面目で不正や暴力に立ち向かう、18歳、武器はトンファー、殉職した兄に意思を継いで警察官になった エリィ・・・クロスベル自治区のマクダエル市長の孫娘、18歳、武器は導力銃 ティオ・・・新装備「魔導杖」の実践テストにのため出向してきたエプスタイン財団所属の少女、警察官ではない、14歳 ランディ・・・素行不良でクロスベル警備隊をクビになったのを警察に拾われた軟派な青年、面倒見が良くみんなのアニキ的存在、21歳、武器はスタンハルバード メインはこの4人、他にも多数キャラクターが登場、顔グラ有りは40人くらい クロスベル市は上流階級・中流階級・下流階級の住む街がそれぞれある、駅とか広場とか歓楽街とか行政区とかマフィアのビルとか東方系の移民街や港などもある 遊撃士協会の支部もある クロスベル市内は王都グランセルの4~5倍の広さ 前作ユーザーさんからの不満に配慮して、ストーリー途中からバスで移動出来るように 背景の描き込み具合はかなり力を入れている PCユーザーの皆さんからPSPだとクオリティを心配する声があるが、PCのときと同じくらい時間と力をかけているので、全く心配ありません PCユーザーの皆さんも安心していただいて結構です アタックエンカウント・・・フィールドで敵シンボルに攻撃を仕掛けて、有利にバトルスタート出来るように 先頭キャラによって攻撃範囲や効果、攻撃方法が違う 戦闘には仲間全員で攻撃する「チームラッシュ」、仲間と一緒に攻撃を繰り出す「コンビクラフト」を追加 戦闘時の演出もかなり派手に パーティーの最大人数は6人、レギュラーは4人でサブ2人と入れ替え可能 戦闘に参加していないメンバーも一緒に戦える仕組みを考えている アーツのバランス、使いやすさを見直した 戦闘は体感的にスピーディーに オーブメントも強化されている、第五世代オーブメント「ENIGMA(エニグマ)」を使用 もちろん空の軌跡のキャラクターも登場、誰が出てくるかは秘密、まだ結末を迎えていないのでは?というキャラは作中で何らかの形で語られる ボイスは戦闘と一部感嘆表現部分が中心 先頭キャラクターによって街の人との会話内容も変わる 空の軌跡シリーズを未プレイの方も入って来れますし、空の軌跡シリーズからお楽しみの皆さんにも間違いなく楽しんでいただける 新たなに興味を持った皆さんとも「零」から歩いて行きたい 同時に「零」から「空」を超えていけるような「軌跡」を描いていきたい
https://w.atwiki.jp/eiden6/pages/56.html
攻略チャート 『 零力場発生器 』の配達[商業都市ボース] [地方都市ロレント] [王都グランセル] [工房都市ツァイス] [海港都市ルーアン] 王都に迫る危機 攻略チャート 第8章ではリベール中を自由に動き回れます。ここではボース→ロレント→グランセル→ツァイス→ルーアンの順で攻略していきます。 なおPSP版の場合、ルーアン、ツァイス、グランセル地方がDisc1、ロレント、ボース地方がDisc2での収録の為 以下のタイミングでDisc2からDisc1への交換が必要になります。 西回り(ボースからルーアン方面へ):クローネ峠の関所を抜けマリノア間道に入るマップ切り替え時 東回り(ボースからロレント方面へ):グリューネ門を抜けキルシェ通りに入るマップ切り替え時 ちなみにクローネ峠の関所ならびにグリューネ門を上記と逆方向に通過する場合は、Disc1からDisc2への交換が必要です Disc交換が面倒なら上記の関所の往復は極力避けてきましょう。 ※PS3版の場合は交換は必要ありませんが、PSP版へデータを引き継ぐ場合は注意が必要です。 『 零力場発生器 』の配達 [商業都市ボース] 冒頭、「零力場発生器」4個入手 ※ 装備したキャラがアーツを使えるようになりますので、装備しておきましょう ボース、グランセル支部を除くギルドに入ると自動的に零力場発生器を1個失う事になるのでアーツを主力にしてる人は要注意(1個は最後まで残ります) 又、ティータは零力場発生器無しでは戦力にならなくなるので特に要注意 アーツを主力にしてる人やティータを使ってる人は、各地のギルドに入る前に各地の手配魔獣等の強力な魔獣を全て倒しておく事をお勧めします クローゼとケビン神父が一時離脱。主力の回復役が消えるので、エステルかシェラザードに代役を務めさせよう。 サブクエスト:『クローネ峠の手配魔獣』、『アンセル新道の手配魔獣』 [クローネ峠・関所](寄り道) レイから「オーロラ不思議玉」入手 [琥珀の塔](寄り道) 最上階に魔獣。 勝利すると「シールドオーブ」入手。 戦闘:次元蟲×3 、ウェザーシード×3 [ラヴェンヌ村](寄り道) PTにアガットをいれて、宿の入り口近くにいるスティングと会話で「刻耀珠」入手(PSP版、PS3版のみ) [ヴァレリア湖畔](寄り道) トラードorサモーナを餌に釣りをしてダイナトラードが釣れるとイベント発生 「特級釣師認定証」を入手(グランセルの釣公師団本部で餌の購入が可能になる) [地方都市ロレント] ギルドへ行く→零力場発生器を1個失う 居酒屋アーベントで「天々テンプラー」購入 サブクエスト:『エリーズ街道の手配魔獣』、『ミルヒ街道の手配魔獣』 [翡翠の塔] (寄り道) 最上階に魔獣。 勝利すると「ソウルオーブ」入手。 戦闘:次元蟲×3 、ウェザーシード×3 [マルガ鉱山](寄り道) 奥にいる鉱夫ラングに会うと隠しクエスト サブクエスト:『鉱夫たちの救出』 [ロレント市内] 礼拝堂へ行くと結婚式が始まっている(鉱夫たちの救出クリアが条件?) 結婚式後、居酒屋へ行きカウンター前のテーブルに座る女性セーラと話す→【賭博師ジャック11巻】入手 [王都グランセル] エーデル百貨店で、【リベール通信 第10号】を購入。 西街区、コーヒーショップの左上の民家にセピス屋が開店。 「特級釣師認定証」を持っている場合、釣公師団本部で餌を購入可能。 サブクエスト:『地下水路の手配魔獣』、『エルベ周遊道の手配魔獣』 [工房都市ツァイス] ギルドへ行く→零力場発生器を1個失う サブクエスト:『リッター街道の手配魔獣』、『トラット平原の手配魔獣』 [エルモ村](寄り道) ティータがパーティーにいる状態で、マオ婆さんと話すと隠しクエスト。 サブクエスト:『エルモ温泉の復旧』 [紅蓮の塔](寄り道) 最上階にいる。 勝利すると「パワーオーブ」入手。 戦闘:次元蟲×3 、ウェザーシード×3 [ヴォルフ砦](寄り道) ペイス隊長に会い、【賭博師ジャック 第13巻】入手 (サブクエスト「エルモ温泉の復旧」終了後) [カルデア隧道] 暗視ゴーグルを装備してエア=レッテン関所へ ※ 序章で使った物があれば、それを装備。持っていない場合、ツァイスの道具屋で購入可 隧道内でデヴァインペングーが徘徊しています。 勝利すると「デヴァインクロス」入手。 戦闘:デヴァインペングー×2 隧道内でのデヴァインペングー戦は暗視ゴーグル、零力場発生器でアクセサリ枠が取られているので ステータス異常に無防備な状態で戦わなければならない。 この状態でサンバ・デ・ペングーを使われたらもはや事故も同然なので 敵にいかにターンを回さずに倒すかが求められる。 オーロラ不思議玉を大量に作って、先制してそれらを使いまくれば簡単に倒せるが それを大量に作るにはFCから準備をしておかないと厳しい。 オーロラ不思議玉が無ければ、現時点で作れる可能な限りの攻撃料理作り 先制して戦闘でそれを全て使い、無くなったら駆動2を付けた上での範囲アーツ 敵にターンが回る直前で割り込んでSブレイクを使おう。 [海港都市ルーアン] ギルドへ行く→零力場発生器を1個失う サブクエスト:『メーヴェ海道の手配魔獣』、『紺碧の塔の手配魔獣』 ※ 『王立学園占拠事件』クリア後にティータが仲間にいる状態で、 ルーアン市のジョアン武器商会で店員に話しかけるとSクラフト「カノンインパルスF」を習得。(PSP版、PS3版追加イベント) [紺碧の塔](寄り道) 最上階に魔獣。 勝利すると「マインドオーブ」入手。 戦闘:次元蟲×3 、ウェザーシード×3 [ヴィスタ林道](寄り道) 林道に入ると隠しクエスト。 サブクエスト:『王立学園占拠事件』 [ジェニス王立学園] (寄り道) 校舎1階・人文科教室にいるパープルと話す→【賭博師ジャック12巻】入手 [商業都市ボース](寄り道) ボースマーケットでセール開催中。各店に新商品が追加されています。 ↓ 本屋のミネ婆さんと話す→【賭博師ジャック14巻】入手 また、リベール通信1~9号も購入できます ↓ 各食料品店に【骨太すぎるアレ】、【獣肉の苦界煮込み】、【摩訶不思議ペースト】 クエスト報酬 取得ミラ:6000 取得BP:8 王都に迫る危機 [王都グランセル] 入口前 戦闘:ヴァンガード×2 ※ 暗闇防止アイテム必須 戦闘終了後、「ゼラムパウダー」を入手 ↓ 賭博師ジャック全14巻が揃っている場合、ギルド3Fにいるコーヒーハウスのマスター・パラルに会う→ゼムリアストーン入手 ↓ グランセル城・城門前 戦闘:ペイルアパッシュ×3、ヴォーグル 235×3 [グランセル城] 最上階の女王宮へ向かう クエスト報酬 取得ミラ:10000 取得BP:10 終章 空の軌跡
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/436.html
インド英雄伝説・上 『千年神話と詐欺聖女』 皮肉としか言いようがない。 かつて彼はガンダーラさえ動かせばインドは無敵になると主張し、 現在はガンダーラだけではどうにもならないと主張する。 かつて皆はガンダーラが動くはずないと言い、現在はガンダーラがいれば 何の問題もないと反論する。 「本当に皮肉としか言いようがないわ」 水中戦シミュレート室のプールの前で彼は小さく呟きため息を漏らす。 肩を落とすと同時に胸が大きく揺れた。 彼フェミリア・ハーゼンは今年で28歳になる、『生物学的には』男性である。 しかし、髪は腰まで伸び胸は大きく膨らみ、その外見では誰もが女性だと 判断するであろう。いや外見だけではない、父の手で物心つく前に去勢され 女性として育てられた彼は自分が男として生まれたという事実以外に 一切の男らしさから隔離されて生活してきた。故にその思考も女性そのものであり、 さらに戸籍にまで女性だと記されている。彼の正体を知るには着ている服を 下着まで全部脱がせるか、彼自身の口から真実を聞く事が必須だと言えよう。 フェミリアが女性として育てられたのには理由がある。 全ては彼に聖女を演じさせる為だった。 今から約千年前、インドの地に危機が訪れた時僧達の祈りに答え巨人が降臨し、 危機を消し去った。 これがインドの誰もが知っているガンダーラの伝説、実際その地には千年前に 寺院がたてられているし、その中にはガンダーラと呼ばれる巨大な仏像が 設置されてあった。ここまでならよくある伝承である。 問題はこの伝承をいい年こいた中年男が信じ続け、その男が当時インド軍部の 中心人物だった事、その男がフェミリアの父だった事。 先進諸国に対抗可能な兵器開発に追われる日々の間も、フェミリアの父 ライブ・ハーゼンはガンダーラの伝説を研究し続けた。そして彼は結論を出す。 ガンダーラの伝説は誇張無く全て真実であり、これこそがインド最大の兵器になると。 フェミリアが女として育てられ、インド有数の精神感応者の元で修行を積まされたのも 全てはガンダーラを寺院の飾りものから本当の守護者に変え、国有の兵器とする為。 結果は世界中の皆がご存じの通り。ガンダーラは確かに動いた。 そしてそのパイロットの名はサティ、フェミリアではない。 ライブの研究は一つだけ間違っていた。ガンダーラを動かす為には精神感応の力が必要 と考えフェミリアにその訓練を積ませたが、ガンダーラはサティの持つ純粋な祈りに よって目覚めた。精神感応の力は別に必要無かったのである。 「そしてガンダーラの戦う姿を見た父は安らかに息を引き取ったのでした。 先に天国に旅立った師匠と共にインドを見守っているでしょう。めでたしめでたし …と、言いたいんだけどね」 フェミリアは気付いてしまったのである。 ガンダーラに頼る結果他の兵器の開発が停滞しつつある事実。 そして、ガンダーラはその停滞分全てを埋める事は出来ないと。 彼は軍部に主張した。海岸線の市街を攻めてくる敵にはガンダーラは太刀打ちできないと、 そしてアムステラにはこちらに損害を与える事を主眼に置いて攻めてくる奴もいる事を。 「敵がインドに狙いを付け、指揮官がこちらの損害を与える為手段を選ばず、 雷切やウインドスラッシャーの救援が間に合わず、ガンダーラも到着に時間が掛る ケース?戦争中に一回あるかどうかだ。そんなものに予算は回せない」 父と自分が犯した罪、ガンダーラを秘密裏に寺院から奪おうとした件で 失った信頼を取り戻すのは難しかった。フェミリアが何を言おうと軍部の人達は 「まーた詐欺聖女が何かせこい事たくらんでんじゃねーの?」と思うのも仕方がない。 それでも説得を続け何とか沿岸から攻めてくる機体と戦う為の試作機の製作まで こぎつける事ができた。 「さあいくよラクシュミーΩ、今日から私はガンダーラにあこがれ続けた日々に 別れを告げ、ガンダーラと共に戦う第一歩を踏み出す」 フェミリアが乗り込んだ機体、後頭部から伸びる二本のホースが特徴的なそれは 精神感応機としては例を見ない小型の機体。 操縦者に才能と負担を強要する精神感応機が作られるのはそれぞれにハッキリとした 目的がある。オート制御がきかない兵装を自在に使う為というのが主な理由だ。 ある機体には100を越えるビット、ある機体には万能の活躍を見せるナノマシン、 そしてラクシュミーΩには水上移動を可能とするまでの機体自身のバランス性能が!! …別にラクシュミーΩはショボくない。そう、適材適所なだけである。 「さあいくわよ」 両手からの放水を利用し軽量化された体をふわりと浮かびあがらせ プールの水面に両足をつける。沈まずに水の上に立ち続ける姿、ガラス越しに 見ている研究者達から歓声が上がる。 「なんと、フェミリアの奴成功しおったぞ」 「ふむ、詐欺聖女のくせにやるではないか」 「ああ、彼は素晴らしい詐欺聖女だ」 「詐欺聖女!詐欺聖女!」 シミュレーション室の隣の部屋から溢れんばかりの詐欺聖女コール。 それを聞くやいなやフェミリアの脳波が乱れ出す。 「ちょっと皆さん、お静かにっ」 「詐欺聖女!あそーれ詐欺聖女!」 「詐欺聖女って言うなってんだろ!あっ、ヤバッ」 完全に制御を失った体をぐらりと傾かせ、ラクシュミーΩは後頭部から プールの底へ沈んでいく。 「あーあ沈んだ」 「しょせん詐欺聖女か」 「あ、あんたらが余計な事言わなきゃ…ガボガボ、誰か引き挙げてくださーい…」 今から10年近く前、説得によるガンダーラ獲得に無理を感じていたハーゼン親子は 武力による奪取を企んでいた。直前でアクシデントが重なりその計画は実行され なかったが、ガンダーラが動き出した後改心したフェミリアによって その計画は全てを語られた。フェミリア以外の関係者は既にこの世になく、奪取計画も 未遂だった事、またライブが軍に多大に貢献をしていた事からこの件は不問にされた。 だが、事実が発表され寺院の僧達は大きなショックを受ける。というのも、 ガンダーラを渡すには至らなかったが彼らの中にはフェミリアを聖女と信じた者も 少なくは無かったのだ。聖女と崇めていたフェミリアの胸がシリコン製で 陰毛の下には男性機能を失ってはいるが小指程の(ピー)がある事を知らされてしまった 僧達は彼をこう呼んだ。『詐欺聖女』と。 そしてその呼称はガンダーラ起動後寺院と親密になった軍上層部にも伝わり、 からかい半分にしょっちゅう呼ばれ続けている。そして詐欺聖女と呼ばれる度 フェミリアは以前の自分を思い出し恥ずかしさのあまり悶絶するのだった。 『ラクシュミーΩ第一回シミュレート』 結果…水上歩行開始後10秒で転倒し戦闘続行不能。 実戦参加許可…もちろん不許可。 インドの歴史がまた一ページ 戻る 続く
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/452.html
前へ 最早この学校が、ポケモン消失事件と関わっているのは間違いないだろう。 事件の謎を解く為、のび太たちは意を決してラムパルドの向かった方向へ進む。 そして辿り着いた場所は…… 「ここは……科学室?」 薬品の特異な匂いが微かに漂うそこは、間違いなく科学室であった。 「でも、ラムパルドはどこにもいないねえ……」 たしかに、ラムパルドはここの部屋に入ったはずだ。 しかし、この部屋には怪しい匂いを放つ薬品位しか目に付く物はない。 一体ラムパルドはどこに消えたのだろうか? そんな疑問を男三人が頭に浮かべていたその時だった。 「ねえ、ちょった!」 静香が声をひそめながら足下を指差す。 そこには、鍵穴がついている一つだけ色の違う床があった。 この床なら科学室での授業で見たことがある、この下は収納スペースか何かだと思っていたが、もしや? 静香が口に人差し指を当てて『静かに』という仕草をしながら床を空ける、鍵は開いているようだ。 床を取り外すと、地下へと続く階段が現れた。 おそらく誰も知らないであろうこの下の地下室。 そこに、ポケモン消失事件の真相があるはずだ…… のび太はゴクリと唾を飲む。 そして、まるで地獄へ続いているような禍々しい階段を一歩、また一歩と下りていった…… 地下室では、衝撃的な光景が待ち構えていた。 そこには先程のラムパルドに、エスパータイプのポケモンフーディン、そして…… この日、この学校の警備担当になっている教職員、藤山の姿があった。 この瞬間、だれもが悟った。 ポケモン消失事件の真犯人が、この学校の教師である藤山だったことを。 しかし、自分の教師が犯罪者だったという驚くべき光景を見ても、誰も言葉を発しない、 この部屋に入る前、何があっても声を出さないようにすることは決めていた。 いくら石ころ帽子を被っていても、声を聞かれたらおしまいだからだ。 ……でもこの場合は、声を出さないではなく、『出せない』というべきだろう。 彼らの予想を遥かに上回っていたこの展開に、だれもが腰を抜かしていた。 当の藤山は、教え子が間近で見ていること気付くよしもない。 自分の手持ちであるフーディンの頭を撫で、『よくやった』と微笑みかけている。 その光景を見た4人のうち、頭の回る静香はあることに気付いていた。 ラムパルドは、フーディンの念力で運ばれていた、だから浮いて移動していた、ということだ。 そして、のび太も別の光景を捉えていた。 彼は普段は頼りないが、いざという時に物凄い集中力と観察力を発揮する。 そんな彼の目は見逃していなかった……フーディンに向かって微笑む藤山の口元が、醜くゆがんでいることを…… そして次の瞬間、藤山はフーディンにサイコキネシスを命じた。 サイコキネシスによって空間が歪められ、ラムパルドの体が変形していく…… そして次の瞬間、ラムパルドの首が吹き飛んだ。 藤山は落ちた首を拾い上げると、悪魔のように高笑いをした。 あまりにもグロテスクな光景を目の当たりにし、ラムパルドの飛び散った血を体に浴びた4人の精神的ダメージは、あまりにも大きかった。 のび太たち4人に、数時間前までの勇ましい姿はなかった。 嗚咽を必死に堪えているのび太と静香。 放心状態になり、下半身を少し濡らしているスネ夫。 口をポカンと開け、その場に立ち尽くしているジャイアン。 どの人物も、この世のものとは思えない絶望の表情を浮かべていた。 一方、藤山はラムパルドの首を持ったまま壁にあるスイッチを押す。 すると、奥から巨大なカプセルが現れた。 中にはポケモン……のような物が入っていた。 だが、それはとてもこの世のものとは思えない姿をしていた。 胴体+足、腕、翼、尻尾の4つの部分が、色も構成も違うのだ。 まるで、いろいろのポケモンの部位をつぎはぎして作られたかのように…… しかもこの物体…… 「あ、頭がない……」 のび太が思わず呟いたが、カプセルに目を奪われている藤山は気付かなかったようだ。 そして、藤山は狂ったように独り言を言う。 「後はラムパルドの頭と、フーディンの脳を加えるだけ…… こいつを完成させれば、この世界をぶっ壊すことだってできる! ハハハハハ、アーッハハッハッハ!」 おぞましいその姿を目の当たりにしたのび太が思わず後退する。 その時壁に当たって、ドスンという鈍い音が部屋中に響いた。 さすがの藤山も、これを聞き逃すことはなかった。 「やっぱり誰かいるのか! 出て来い、さもなくばこいつの餌にするぞ!」 その一言を聞いた4人は慌てて逃げ出した。 何とか校舎外まで逃げてきた3人は、一言も喋らずにそれぞれの家へ戻っていった。 ―――翌日、野比家 「のび太君、起き……あれ、起きてたの?」 「……うん。」 パッチリと目を開けているのび太の姿に、ドラえもんは目を丸くしていた。 「昨日は眠れなかったんだ……さっさと学校に行ってくるよ。」 のび太がそう告げるとドラえもんはさらに、満月のように目を丸くした。 世界一寝付きがよいのび太が眠れなかった……明日は嵐が来るかもしれない。 のび太本人から言わせてもらえば、眠れなくて当然である。 昨晩、あんな光景を目の当たりにしたのだから…… 授業は全く頭に入らなかった、頭の中では昨日の光景が何度も繰り返し再生されている。 放課後、ジャイアンとスネ夫がのび太の席まで近づいて来た。 藤山がポケモン消失事件の犯人で、とんでもない怪物を生み出そうとしていることを先生に告げようという相談だった。 先生なら何とかしてくれるかもしれない……その考えに同調したのび太は早速先生の元へ向かう。 だが先生から返ってきたのは残酷な対応だった。 「何を言っているんだお前たちは!藤山先生がそんなことするわけないじゃないか。」 後に優等生である静香も加えてもう一度言ったが、やはり先生の答えは変わらなかった。 4人は裏切られた気分で空き地へ向かう、これからのことを相談するために…… 「このまま放っておいたらこの世界がどうなるかわからねぇ! 一体どうすればいいんだよ!」 苛立つジャイアンの姿を見て、スネ夫は涙ぐみながら言う。 「ジャイアンが、ポケモンを盗もうなんて言わなきゃこんなことに巻き込まれなかったのに!」 「やっぱり、ポケモンを盗んだのは君たちだったのか……」 スネ夫が発言した瞬間、突然1人の少年が空き地に現れた。 少年の名前は出木杉英才という、彼ものび太たちと同期に入学した1人だ。 同時期の生徒で唯一、一度も昇級試験に落ちずに5年生になっている。 おまけに容姿端麗でスポーツも得意、美術や音楽の才もある。 いわば、筋金入りの『天才』である。 そんな彼は見抜いていた、教師ですらわからなかったポケモン窃盗事件の犯人を。 出木杉には何を隠しても無駄だろう、のび太たちは彼に全てを話した……昨夜のことも、だ。 全て聞き終えた出木杉は予想外の言葉を投げかける。 「よし、僕も手伝うよ! 藤山先生をこのまま放っておくのは危険だ!」 昨夜静香と同じような展開を繰り広げたが、昨日以上にのび太は驚かされた。 出木杉はかつて有名なトレーナーで悪の組織とも戦った父の正義感を受けついでいる。 そんな彼がいまの話を聞いて、黙っていられるわけがなかったのだ。 それに彼は父のバトルセンスを受け継いでいる、加わればかなり役に立つだろう とりあえず出木杉の提案で、いろいろなところに助けを求めることにした。 だが警察や軍隊に電話しても、先程の先生のような反応しか返ってこない。 「やっぱり、僕たちだけで戦うしかないのかな……」 諦めたように呟く出木杉に、のび太は言った。 「協力してくれる人、1人心当たりがあるよ!」 その時、ドラえもんはのび太の部屋で好物のドラ焼きを堪能していた。 虫の音一つ聞こえない静かな空間……だがそれは突然崩壊する。 部屋のドアが開き、突然5人の子供たちが入ってきたのだ、驚いたドラえもんはドラ焼きを喉に詰まらせてしまった。 そんな様子など気にとめずのび太は言う。 「ドラえもん、僕たちに協力して欲しいんだ! 頼れるのは君しかいないんだよ。」 のび太はドラえもんに全ての事情を説明した。 話を聞き終えたドラえもんは言う。 「それで最近おかしかったのか……のび太君、君には言いたいことがたくさんある。 でも、今はその藤山という先生を止めるのが先だ。 僕にできることがあるなら何でも協力する、誓うよ!」 めでたく、ドラえもんも仲間に加えることができた。 静香が今日チェックしてきたところ、今日も警備担当は藤山になっているそうだ。 つまり、あのポケモンらしきものが完成するのも今日ということになる。 その時に備え、6人は作戦を立て始めた。 「相手はどんな手を使ってくるかわからない、でも僕には秘策があるんだ。」 出木杉のアイデアを聞いた他の5人は、彼の考えに感心する。 さすがは出木杉、といったところか。 さらにスネ夫が家にある戦闘用道具を持ち出してきてくれることになった。 気合の襷などの強力アイテムもあるらしい、あるのとないのでは大違いだ。 一通りの話し合いを終えたところで、皆はそれぞれの家へ帰ることになった。 「じゃあ今日の12時に、空き地に集合だよ!」 ドラえもんが念を押すように告げる。 ―――決戦の刻は、もうそこまで近づいてきていた。 時は午後11時30分、ドラえもんは押入れから出てのび太を起こしに行く。 だが、のび太は起こすまでもなくすでに目覚めていた。 「あれ、のび太君起きてたの?」 「うん、全然眠れないんだ……」 「そうか……最近いろいろあったもんね。」 ドラえもんが意味深に呟いた。 「じゃあ、行こうか!」 服を着替え、のび太はドラえもんとともに玄関を出る。 のび太とドラえもんが来たとき、空き地にはまだ誰もいなかった。 しばらくして1人、2人と集まり始め、集合時間の5分前ぐらいには全員が集まった。 「スネ夫君、例のものは持ってきた?」 「もちろんさ、こっそり持ち出してきたんだから丁重に扱ってよね。」 出木杉に問われたスネ夫が、持っていた袋の中身を取り出す。 気合の襷、先制の爪、貝殻の鈴……などなど、かなり貴重かつ強力なアイテムである。 「何もなしで戦うのは危険だからね、皆で手分けして使おう。」 出木杉に言われて、みんながアイテムを一つずつ取る。 「じゃああとは今日立てた作戦通りに行こう。 そのためには早く行かなければいかない、急ごう!」 「よっしゃあ、行くぜえ!」 出木杉の言葉を聞いたジャイアンが早速走り出した。 「もう、武さんったら。」 「ハハハ、頼もしいなあ。」 その姿を見て、静香と出木杉が笑いあう。 そんな光景を見て、のび太は軽く舌打ちをした。 出木杉英才と源静香、どちらも優等生である。 勤勉な静香は出木杉によく勉強を教えてもらっている。 また2人は仲がいい、2人で遊んでいる風景をのび太も見たことがある。 仲良しの美少年と美少女……そんな2人は学校でも『ベストカップル」として評判である。 のび太は、そんな出木杉が憎かった。 静香に好意を抱くのび太にとって、出木杉は恋敵だったのだ。 だからこの戦いに出木杉が加わると言ったときも、のび太はあまり嬉しくなかった。 でものび太は気付いていない…… 自分が抱いているのは『憎しみ』ではなく『妬み』そして、『憧れ』であることを。 「静香に近づきたい、仲良くしたい。」 そんな自分の願望を見事に実現してみせている出木杉。 5年生までストレート進級し、頭もよくてバトルの才能もある出木杉。 自分がいつしかそんな出木杉に憧れ、目標としていることにのび太はまだ気付いていない。 「おいのび太、ビビッてんのかぁ?」 いきなり、ジャイアンがのび太の背中をおもいっきり叩いた。 「もー、やめてよジャイアン、僕は全然怖がってなんかいないよ!」 「またまた……ん?」 ジャイアンが驚いて目を見開く。 自身の言うとおり、今ののび太の顔にいつもの怖気づいた様子は見られなかった。 「着いたよ、トキワトレーナーズスクールだ。」 何度も潜り、見慣れてきたはずの校門が、なぜか禍々しい気配を漂わせているように見える。 「じゃあ皆、石ころ帽子を被って!」 ドラえもんの合図で全員が帽子を被る。 その瞬間、急に仲間の気配が消えて自分1人になった気になる。 闇の中孤独に立たされた6人、その心には恐怖という感情が湧き上がっていた。 学校内へ繋がる通り抜けフープ、そこを最初にくぐりぬけたのは以外にものび太だった。 「みんな、早くきてよー!」 校門の向こう側から聞こえる声を聞き、残りの5人はのび太が既に第一関門をクリアしたことを知る。 「のび太が行ったんだ、俺だって!」 ジャイアンがのび太に続いてフープをくぐりぬける。 他の4人も続いて建物内へと入っていく。 「ねえ、はぐれたらいけないから手を繋いで行こうよ。」 スネ夫が提案する、内心ではおそらく孤独が怖くなったのだろう。 他の5人はそれに賛同し、手を握り合って校舎内へと向かった。 他の人物が闘いのことを考えているなか、のび太だけは別のことを考えていた。 自分の右手に握られている丸い手、これは間違いなくドラえもんだろう。 しかし左手を硬く握ってくるこの手は? 小さな手のひら、細い指……間違いない、静香の手だ。 静香と手を繋げる機会が来るなんて……おそらく今自分の顔はにやけていることだろう。 廊下を恐る恐る進んでいると、突然物音が聞こえてきた。 ガタガタと、机が動いている音だ。 発生源は、のび太たちが見慣れた3年生の教室だった。 その音が怖くなったのか、静香は手をさらにキツく握る。 それに合わせて、のび太の顔もますますにやけてくる。 「とりあえず、音の正体を確かめなきゃね。」 ドラえもんが声をひそめて言い、6人は勇気を出して教室へと入る。 中に入った瞬間、ジャイアンが驚いて声を出す。 「ズ、ズル木!」 そこにはクラスメイトの1人、ズル木の姿があった…… ジャイアンたちが驚いているが、もっと驚いているにはズル木の方である。 石ころ帽子を被っている6人の姿をズル木は見ることができない。 つまり、彼の視界には誰も映っていないのだ。 しかし、たしかに今声が聞こえてきた。 それも、何もない空間から、だ…… どういうことだ? 今のは確かにクラスメイト、剛田武の声だった。 しかし、そこには誰もいない。 混乱するズル木の思考が出したのは、とんでもない結論だった。 「まさか、剛田が幽霊になって僕を呪いにきたんじゃ……」 ジャイアンはまだ生きている、だから幽霊になるわけがない。 というかそもそも、幽霊なんて存在するかどうかもわからない。 しかし、ズル木はこの状況をこんな風にしか捉えることができなかった。 そして、いもしない幽霊に対しての恐怖がこみ上げてくる。 「う、うわあああああ! た、助けてえええ!」 下半身を濡らしながら必死に教室を駆け回るズル木。 そんな彼に、いつもの優等生の姿は微塵も見当たらなかった。 「ったく……黙ってろ!」 ジャイアンがズル木の頭をしばいて静まらせる。 「とりあえず、今日ここで起こったことは忘れてもらったほうがいいよね。 ……本人のためにも。」 ドラえもんはポケットから『忘れろ草』を取り出し、ズル木に嗅がせる。 ズル木を保健室まで移動させると、6人は科学室へと向かった。 ―――科学室の地下室 怪しげなカプセルの前に立ち、同じくらい怪しい笑みを浮かべる男が1人。 男の名は藤山、この学校の教師である。 「待て、そこまでだ!」 突然、部屋の中に大声が響き渡った。 声の主は剛田武という彼の教え子だ、他にも4人の教え子がいる。 藤山は一瞬何が起こったのか理解できなかったが、状況を把握すると落ち着きを取り戻した。 「そうか、昨日ここにいたのはお前たちだったのか…… おそらく、ポケモンを盗んだのもそこにいる落ちこぼれ三人なんだろう?」 藤山がのび太、スネ夫、ジャイアンの三人を指差して嘲笑う。 「このやろ・・・「待って」 藤山に向かっていこうとするジャイアンを出木杉が止める。 「……それにしても君たちはラッキーだよ、こんな瞬間に立ち会えるなんてね。」 藤山は不気味な笑顔を浮かべて言う。 「見せてあげよう、私のポケモンを!」 藤山が壁のスイッチを押すと、奥にあったカプセルが開き、中のポケモンがでてきた。 「鉄をも砕くラムパルドの頭! どんな敵も絞め殺すハッサムの腕! バンギラスのダイアモンドの如き強度を持つ胴体と、大地を揺るがす強靭な脚! 鋼のように硬いボスゴドラの尻尾! 目にも止まらぬスピードで空を翔るプテラの翼! そしてコンピューターを軽く凌駕するフーディンの頭脳! ミュウから作られた伝説のポケモンはミュウツー…… なら私が生み出したこの最強のポケモンは、『フジツー』だ!」 藤山の言葉を聞いた静香が呟く。 「この人、完全にイカれてる……」 「みんな、作戦通り行くよ!」 出木杉の合図とともに、5人はモンスターボールをフィールドに投げた。 のび太は昼間、出木杉が言っていたことを思い出す。 『どんなに強いポケモンだろうと、生まれた時は必ず『レベル1』なんだ。 だからそのポケモンがレベルを上げて強くなる前…… つまり、生まれたばかりのときに速攻で倒してしまえばいいのさ。』 かなり単純だが、言っていることはもっともである。 いくら強いポケモンの強い箇所を組み合わせて出来たポケモンでも、レベル1なら大したことはない。 今こそが、フジツーを倒せる最初で最後のチャンスなのだ。 「行くぜヒトカゲ、体当たりだ!」 ジャイアンの命令を聞いたヒトカゲはフジツーの前へ向かう。 だがヒトカゲはフジツーの前に立つと、攻撃をやめてしまった。 援護に向かったスネ夫のミズゴロウ同じ状態になる。 「ど、どうなってるんだ?」 ジャイアンが不思議に思っている間にヒトカゲとミズゴロウはやられてしまった。 「これでレベルは6、まあヒトカゲにたとえてやるとレベル30くらいかな、ハハハハハ!」 藤山が勝利を確信したかのように笑い出した。 「な、何が起こってるの? スボミー、吸い取るよ!」 主人である静香の命令にスボミーは答えない。 それを見た出木杉が驚きながら言う。 「そんな、まるでポケモンが操られてるみたいだ……ん、操る? まさか!」 「そのまさかだよ、私はポケモンを洗脳することが出来るのさ。」 藤山の一言を聞いた瞬間、少年たちの頭から『希望』の2文字は消えてしまった。 洗脳されたポケモンは、敵の思うように動かされる。 たとえ伝説のポケモンでも、洗脳されてしまえば勝ち目はないのだ。 あまりにも強大な敵の力……その前に落胆する少年たちの1人、出木杉英才が問う。 「ポケモンの合成、そして洗脳…… どちらも普通の知識だけでは不可能なハズ…… まさかあなた、『遺伝子学』の研究を?」 「その通りだよ、やっぱり君は察しがいいねえ」 藤山が笑う、少年たちが驚く。 遺伝子学、とは名前の通りポケモンの遺伝子に関する学問である。 数年前まで、たくさんの学者がポケモンの遺伝子について研究を深めていた。 だがある日、いきなりその研究が止められることになる…… ……グレン島に、遺伝子学について研究していた『フジ』という学者がいた。 彼は幻のポケモン、ミュウの遺伝子からミュウツーというポケモンを作り出した。 ミュウツーの力は凄かった……いや、凄すぎたというべきか。 ミュウツーはフジ博士の屋敷を破壊して脱走、フジ博士の生死はいまだ不明だ。 このようなことを二度と繰り返させないために、ポケモン学会は『遺伝子学』の研究を禁止したのだった。 「遺伝子学は国によって禁止され、今ではほとんどその知識が残されていないはず…… なのに、どうしてあなたはポケモンを洗脳出来るほどの知識を持っているんですか?」 出木杉の問いに対して、藤山は衝撃的な答えを出した。 「なぜ私がこんなに遺伝子学について詳しいのか……単純なことだよ 『藤山』という現在の名前は偽名、私の本名は『藤 理科雄』 かつてミュウツーを生み出したフジ博士とは、私のことさ!」 数年前『消えた』はずのフジ博士が目の前にいる…… そして、かつてミュウツーを作り出したように、今度はフジツーを作り出した。 それを知った少年たちは、宝くじで3億円を当てたような驚きを見せた。 「さて、正体を教えたからには生きて返す訳にはいかないなあ…… フジツー、スボミーに火炎放射だ!」 静香のスボミーは一撃で倒された、残りはのび太のコイキングと出木杉のムクバードだけである。 「ムクバード、翼で打つだ!」 「コイキング、体当たり!」 2人が必死で命じても、洗脳された2匹にその命令は届かない。 「藤山、いやフジの手元にあるリモコンのような機械…… おそらくあそこからポケモンを洗脳する電波的なものが出ているんだろう あれを奪うか壊すかすれば、洗脳が止められるかもしれない!」 出木杉がフジの手に握られている機械を見ながら呟く。 その呟きを聞き取ったフジが答える。 「その通り! でもフジツーがいる限り、お前たちはこれに触ることもでき…… 「それはどうかな?」 突然、フジの手元にある機械が奪い取られた……何もないはずの空間から。 「お前の最大の誤算は、6人目の存在に気付かなかったことだ!」 石ころ帽子を脱いだドラえもんが勝ち誇ったように言う。 その姿を見た出木杉とのび太が叫ぶ。 「「さあ、反撃開始だ!」」 突然現れたドラえもんに驚きながらも、フジの顔にはまだ余裕が残されていた。 「その機械は私しか扱えない、よって君がフジツーを洗脳することは不可能だ そしてそのムクバードでは今のフジツーに勝つことは出来ない! コイキングなど論外だ! どう足掻いても、君たちが私に勝つことは出来ない!」 その通りである、今のフジツーならムクバードなど1発で倒すことが出来るだろう。 だが、少年たちはまだ諦めてはいない。 「まずはそこの雑魚から消してやろう、踏み付けだ!」 もとはバンギラスのものだった巨大な足がコイキングを踏み潰した。 「ハハハハハ! これで残りは後いっ……ぴ、き? え……そ、そんな馬鹿な!」 フジが驚いたのも無理はないだろう、コイキングの体力がまだ残っていたのだから。 「スネ夫から授かった気合の襷のおかげだ! さあ、今度はこっちの番だ! コイキング、がむしゃら!」 気合の襷で体力を限界まで減らしてがむしゃら、もっとも基本的な連携技の一つである。 のび太が勝ちを確信した笑みを浮かべる。 「これで敵の体力も残り1だ……出木杉、後は任せたよ」 「ああ! ムクバード、電光石火だ!」 フジツーの残り体力をムクバードが削る。 体力が無くなったフジツーは瀕死状態になり、後ろ向きに倒れる。 ……藤理科雄を下敷きにして、だ。 数分後、のび太たちの通報で警察が駆けつけ、奇跡的に生存していた藤理科雄を逮捕した。 こうして、ポケモン消失事件はめでたく幕を閉じたのであった。 ―――今、のび太たち5人は職員室で先生と向かい合っている。 あの後、ポケモン消失事件はポケモン学会によって隠匿された。 藤理科雄の生存、ポケモンを洗脳する技術などの真実を公表すれば、必ずそのことを研究しようとする輩が現れる…… だから、この事件は闇に葬っておこうと判断されたのだ。 この事件のことを知っているのはポケモン学会を始めとする国の機関の一部の人間、現場に駆けつけた警察、トキワトレーナーズスクールの教員、そしてのび太たちだけだ。 危険極まりないフジツーは学会の手によって処分され、藤理科雄は死刑となった。 遺伝子についてあまりにも多くを知っている彼を生かしておくのは危険、そう判断されたのだ。 死刑直前、彼はこう言ったという。 『私を殺しても、必ず第二、第三の私が現れる…… その人物はこの世に破滅をもたらす、お前たち人間がそれを止めることはできない!』 一方、見事にフジ博士の野望を止めたのび太たちはというと…… 静香との約束通り、先生にポケモンを盗んだことを報告することになった。 教員たちはのび太たちが事件を解決したことは知っているが、そのうちの3人がポケモンを盗んだことはまだ知らない。 のび太が恐る恐る、先生に真実を告げ、頭を下げる。 それと同時に、ジャイアンとスネ夫も一緒に頭を下げた。 先生は一瞬困惑した表情を浮かべたが、すぐにいつもの怒りの表情を見せた。 「ばっかもーん! お前たちは自分が何をしたのかわかっているのか!」 静香と出木杉が必死でなだめるが、先生の怒りは止まらない。 3人はこの時、『退学』を覚悟した。 数分後、落ち着きを取り戻した先生は校長室へ向かった。 しばらくして職員室へ戻って来た先生は、のび太たちに冷静に話しかけた。 「先程校長先生と、君たち3人の処分について話してきた 何度も言うが、ポケモンを盗んだという君たちの行為は許されないことだ だが、藤理科雄を捕まえた点は評価しなければいけない…… 我々は彼の身近にいながら、彼のやっていることに気付くことができなかった それに、私は君たちが相談してきたにも関わらず、君たちより奴の方を信じてしまった そのせいで君たちは大人の協力を得れず、自分たちだけでフジと勝負することになった そして見事、彼に勝った……そこで、だ」 先生が一度会話を切る。 のび太たち3人が息をのむ。 「ポケモンを持つことが許されるのは4年生以上、だからお前たちを4年生に進級させることになった! お前たちにはそれだけの実力がある、そう判断されたのだ」 退学を間逃れたどこらか、まさかの4年生への進級…… それを聞いた3人は一瞬凍りつき、次の瞬間―― 「やったー!」 と子供らしくはしゃぎ回った。 一応、今進級すると他の生徒が不審に思うので進級は今年度末ということになった。 だが、合格は内定したので、試験に苦しむ必要もなくなったのだ。 のび太はこの一日の学校生活を上機嫌で凄し、鼻歌を吹きながら家へと向かった。 家に帰ると、のび太は駆け足で自分の部屋へと向かう。 そして部屋の中にいるドラえもんに、興奮しながら今朝のことを話した。 だが、それを聞いたドラえもんの返事はそっけないものだった。 「そう、それはよかったね」 その顔は、どこか寂しそうにも見えた。 「ねえ、どうしたのドラえもん? もっと喜んでよ!」 興奮するのび太、だが次のドラえもんの一言で彼は急激に静まることになる。 「のび太君……僕、未来に帰ることになったんだ」 あまりにも突然なドラえもんの発言にのび太は驚く。 「そ、それってどういう… 「あのね、のび太君……」 ドラえもんが口を挟まさまいという態度をとる。 「僕の仕事は、君を一人前の人間に育てることだった……でも君はもう、立派に成長していたんだ…… ポケモン消失事件を見事に解決したし、今度は4年生になる もう、僕の役目は終わったんだ! だから、僕は未来に帰らなきゃならない……」 ドラえもんの目には涙が浮かんでいた。 一番つらいのはドラえもんなんだ……その彼が決めたんだから、止めるわけにはいかない! そう決心したのび太は、彼が未来へ帰って行くのを黙って見送った。 数分後、部屋に1人残されたのび太はひたすら泣きつづけていた。 ―――これがまだ、後にトキワ英雄伝説として語り継がれる七年後の出来事の序章に過ぎなかったことなど、この時の彼には知る由も無かった。 ――――――トキワ英雄伝説 プロローグ完―――――― 次へ
https://w.atwiki.jp/sen_kiseki2/pages/94.html
12/15 ユミルで賭博師ジャック文庫版9 - 名無しさん 2014-10-12 07 50 01 ↑追記した - 名無しさん 2014-10-12 13 18 05 鳳翼功徳章はそれまでのクエストを全てこなしていれば、12/15のクエストを2~3個くらい終わらせれば手に入るようです。「謎の魔獣現る」未達成でも貰えました - 名無しさん 2018-02-23 19 59 57 攻略サイトなのに、ガイザードーベンB、ガイザードーベンRに全く触れてないとか - 名無しさん (2022-12-16 11 48 16) 個人でやってる攻略サイトじゃないんだよ? - 名無しさん (2024-01-12 16 43 18) ゲームやる前に攻略wikiの定義を学んだ方がいい、馬鹿にされるで - 名無しさん (2024-01-12 16 44 23)
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/819.html
236 :名無しさん(ザコ):2013/02/11(月) 00 25 46 ID QDtJeYhg0 アガット=クロスナー(英雄伝説6~空の軌跡~) 一部でロリコンとして有名な大剣使いの先輩ポジなキャラ。 パイロット的には格闘が高い以外は攻撃に特化した、 ボスキラーな精神コマンドを持つ。低レベルで忍耐、熱血、ど根性、激闘が揃い、 雑魚や並程度のネームドなら通用する威圧に加え、気迫を拾得する念のいれっぷり。 だがその真の特徴はユニットにこそある。 HPを30%消費することで、気力を10上昇させる他に類を見ないアビリティを所持しており、 移動後も使えることからあっという間に気力が跳ね上がっていく。 以後3ターンに渡り再使用不可という欠点こそあるものの、 回復の用意さえ調えておけば敵との会戦前に気力を上げられ、 数字以上の大きなアドバンテージを得られる点は非常に優秀。 武器も無消費1300に始まり、K属性、格闘遠距離、強力な2Pに加えて、 気力130必要だが最大攻撃力2200を叩き出すファイナルブレイク、 気力140必要だがさらに高い2300を誇るロリk…ドラゴンダイブと、 強力無比なものが揃っている。しかし上述の通り気力操作はお手の物、 敵をしっかり食わせてアビリティを使えば気力は問題にならないだろう。 だが当然、高い攻撃性能に対する問題点も大きい。 まず燃費が非常に悪く、考えなしに殴っているとあっという間にガス欠する。 次いで、忍耐があるため1対1には強いが囲まれると不利になる。 敵より気力が高ければ見た目より耐えるが、それでも限界は早めに訪れる。 そして何より、低い運動による命中の低さが高機動型の敵との相性を決定的に悪くしている。 強化するなら最優先でエネルギーと命中、次いでHPではなく装甲を強化しよう。 装甲を鍛えればマップ序盤の気力による優位を最大限に生かせるため、 生存能力がかなり安定する。 総じて非常に優秀なボスキラーな為、使えるなら使って損はないだろう。 気力の操作による強さという一風変わった特性は、プレイに彩りを添えてくれる…かもしれない。ロリコンだけど。